ここが変だよ〇〇さん!!~第10回:夜間に受診したがるのはなぜですか??当院の夜中にあらわれる強力打線!!

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夜間受信をしたがる患者
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こんにちは、へげらもげらです。

今日はここが変だよ◯◯さん!!シリーズの第10回

なぜか・・・夜間受信を定期的にしたがる患者さんたちのお話です。

救急部で働いていると・・・当直での診察も多くなりなぜか予約でもないのに定期的に来られる患者さんもいらっしゃいます。

それではいってみましょう!!

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目次

夜間に救急部を受診したがる患者さん

当院の救急部は24時間あいてます!!

そこが自慢です。

救急部をあるといっても夜間電気を落としていたり、電話を受けなかったりする病院も・・・・どこかにあると聞いたことがありますが・・・

当院は365日ずっとあいてます!!

だからいろんな患者さんが来られます。

もちろん、いきなり発熱して体調悪い!、こけて骨折した!!、指を切っちゃった!など夜間緊急性の高い状態でも来られますが・・・もちろんそうでない場合もあります!!

今日は夜間であった不思議な患者さんについてのお話です。(本人さんにはわからないように、あるていど曲解して記載していますのでご了承ください。)

便が出ないんです!!と毎日訴える患者さん

便がでないんです!?

便が出ないんです・・・と受診してくる患者さん。

便秘なのかなとおもってカルテを開くと毎日受診している。

しかも夜間に・・・

消化器内科の先生のカルテにも便秘の訴えがあり便秘薬を処方しているが・・・逆に下痢になっていると記載がある。

へげらもげら
へげらもげら

下痢になっているとカルテ記載がありました。最後に便が出たのはいつですか?

患者A
患者A

今日ですけど、便が出ないんです!!

へげらもげら
へげらもげら

どういうことだ??

しょうがないのでエコーして説明しても、便秘ですと言われ・・・

適応はないけど腹部CTを取りました。

CTを見ながら腸管に便はないので大丈夫ですよと説明し1時間ぐらいかかって帰宅していただき・・・

数日後にカルテを開くと・・・

へげらもげら
へげらもげら

毎日受診してるやん!!

その後も・・・毎日便秘で受診していました。

うーん、果たして正常な排便回数とはと考えさせる患者さんでした。

なぜあなたは自分のことを便秘と思われるんですかと傾聴と共感をしたら良かったと思う患者さんでした。

湿布ください!!と湿布を定期的に救急部に貰いに来る患者さん。

患者B
患者B

腰がいたいので湿布ください!!

へげらもげら
へげらもげら

腰痛ですね、湿布一袋しか出せないので一袋出しときますね!!

これはよくある話ですね・・・腰痛持ちや膝痛持ちの人や打撲などの症状緩和のために出します。

もちろん救急部では一袋を限度に出して、それ異常必要なら日中の整形の受診をお願いしています。

ただこの人は・・・・その後も頻回に受診され

患者B
患者B

肩痛いので湿布ください!!

なぜ毎日湿布を貰いに来るんだ?

その後も頻回に受信され・・・・

湿布がほしいなら日中受診してくれて専門医に見てもらったら湿布を多く出してもらえると伝えても何故か夜間に受診されました。

どうやら、家が近いのに日中来るのがめんどくさくて、夜間の時間が空いたときにいきなり来るような受診行動を繰り返されてました。

この人はすごい時間がかかるわけではありませんが・・・毎日受診されて救急部の業務を圧迫しているのと・・・

救急部が忙しくて待たせると、受診中に勝手に家に帰って行方不明になるため・・・

院内を捜索しないといけないので・・・診察以外が手のかかる患者さんでした。

湿布を1回の受診で1袋と伝えるのではなく、必要のない湿布は処方しないと説明するべきだったなと今は思います。

ねむれないと受診してくる患者さん!!

患者C
患者C

ねむれないんです!!

へげらもげら
へげらもげら

そうですね・・・眠れないんですね。

きほん当院の救急外来では睡眠導入剤は処方しない事になっています。

なぜなら、眠剤を目当てに受診をしてくる患者さんが増えてしまうため、他の緊急性のある患者さんの診察に影響が出てしまうためです。

(いちど処方しだすといろんな地域から集まってくるので処方しないルールを作っています。)

この人にも傾聴と共感を駆使して、「申し訳ないけど、出せません!!」を遠回しに伝えました。

ただ、急患の方が来られたため一時的に待合にでてもらい急患対応をして、待合に行って見ると・・・

患者C
患者C

ZZZZZZZ!!

へげらもげら
へげらもげら

めっちゃ寝てる・・・これは患者さんの目的ははたしているのでは・・・!?

待合で私の説得につかれたのと待たされてしまったため、寝ている患者さん。

不眠を主訴に来院されているので・・・そのまま待合で寝てもらって・・・起きたら、もう一回お話を聞こうと思っていたら・・・

朝6時頃に起きられて・・・

患者C
患者C

先生・・・ぜんぜんねれないんです!!

へげらもげら
へげらもげら

(いままで、めっちゃ寝取ったやん!!わたしが見たのはまぼろし??)

ぜったい数時間はねていた患者さんに当直をしてつかれて眠たいわたしは・・・

その後も傾聴と共感で眠剤は処方できないことを小一時間説明しました。(眠剤は依存作用があるものがあり、どうしても飲みたいのはわかりますが・・・ルールはルールなので・・・)

ねたい当直医とさっきまで寝てて不眠を訴える患者さんの不毛な戦いは続くのでした。

眠剤はこだわりが強いので・・・なかなか時間はかかります。切迫性が無いと説明しても、患者さんからすると切迫性はあると思われているので・・・時間をかけて傾聴と共感を・・・するしか無いんですかね。。。(いい方法あれば教えて下さい・・)

まとめ

どうでしたか?

当院の救急外来は毎夜強力な打線をそろえています!!

ただ基本的には救急部は緊急性の高い人が来るところであり、こちらがルール違反と判断したときは、受診を一時的に制限させてもらうときもあります。

救急部が受診を制限する可能性がある時
  • 暴言があった。
  • 暴力があった。
  • 院内の器物を破損した。
  • 院内ルールをやぶった。(おもに院内での飲酒や喫煙)
  • 警察を呼ぶ事案を起こした。
  • 必要のない受診を繰り返した。

まぁ、基本的に普通の人はしないと思いますが・・・

ただ一発で受診できなくなるものもありますが・・・

必要のない受診を繰り返したは、主観が入りやすいので、病院側も数回では基本的にしません。

5日間連続酔っ払って救急車を呼んだとか今回の便秘の人は1ヶ月ぐらいほぼ毎日来られて・・・昼の主治医の外来だけ受診という形で制限したりしました。

ただ・・・本当に緊急性の高いときは受診OKということにしたりしています。

大きな病院が受診制限すると命に関わる時があるので・・・

こちらも極力しないようにはしていますが・・・なかなか難しいのです。

みなさんも忙しいけど平穏な救急部にご理解とご協力いただければ幸いです!!

今日はここまでです。

今日も一日みなさんにとっていい一日でありますように!!

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