ここが変だよ〇〇さん!!~第13回:ワクチンうつのは誰のお仕事??全部内科にされても困ります。

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ここが変だよ〇〇さん!!~第13回:ワクチンうつのは一般内科のお仕事!?ほんとですか??

こんにちわ!!へげらもげらです。

今回はワクチン接種の問診をひきうけてきた内科医のお話です。

へげらもげら
へげらもげら

みなさんCOVID19のワクチンは接種されましたか?

今回のCOVID19ワクチン接種は国民の大半がうつことを想定していましたので・・・・

問診をする医師、接種する看護師、患者さんを案内する事務員のすべてが不足している中で始まりました。

医師は・・・内科・外科・麻酔科など垣根なく参加していたのと

歯科医師の先生も参加してもらってました!!

確かに人に治療をしているし、歯学部の授業でやっているのなら問題ないかなと思いましたが・・・

いままでなかったので驚きましたね!!

アメリカはその先をいっており法改正をして獣医師も打てるようにしたみたいですが・・・

たしかに犬の予防接種もあるし、ワクチンの問診をルーチン化するのと、何かあったときの処置を他の医師が担当するならOKなのかもしれませんね。

(日本でも薬剤師さんも参加されていたようですが・・・数があまり多くなかったみたいで私は接種会場でお会いはいませんでしたが・・・ほんとにいろいろな職種のかたが参加されたんだなと思いました。)

へげらもげらは内科を何年もしてましたので・・・

この日本の状況にびっくりしています。

ではなぜびっくりしているのか・・・その理由から行ってみましょう!

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目次

ワクチンの問診をするのはだれ??

へげらもげら
へげらもげら

次の患者さんどうぞ!!(次はインフルエンザワクチン接種の患者さんかぁ。)

患者
患者

循環器の〇〇先生に内科でワクチンを打ってこいと言われてきました。

へげらもげら
へげらもげら

(また、このパターンか・・・・)

このパターンはすごい多いです。

COVID19のワクチンの接種ではいろいろな科の応援がありましたが・・・

普段のワクチン業務は内科と思われている先生が多いです。(小児科はワクチン接種が多いのと複雑なため接種スケジュールを組むのが難しいので小児科で行ってます。)

だから

インフルエンザワクチンは内科!

肺炎球菌ワクチンは内科

帯状疱疹予防のワクチンは内科

怪我のあとの破傷風ワクチンは内科

など・・・担当の主治医がいるはずなのにワクチン接種だけ内科にまわってくることの多いこと・・・

問診票をチェックして・・・ワクチン接種のオーダーを入れる。

その後看護師さんが接種する。

これが1日1件ぐらいならいいのですが・・・

季節性のインフルエンザになると数が多くなり外来の業務を圧迫してしまうのでやめてほしいです。

開業医さんとかになれば・・・うてば利益になるかもしれませんが・・・

勤務医は単純作業であまり、嬉しくないのが個人的気持ちです。(患者さんの病気を予防するのはいいと思いますが・・・主治医がその労力を払わないのはどうかなと思います。

ワクチンをうつのはだれのため??

ワクチンをうつのは間違いなく患者さんの利益になります!!

ワクチン接種のメリット
  1. 接種者(受けたひと)の病気の予防
  2. 接種者(受けたひと)の周りの人の病気の流行を防ぐ
へげらもげら
へげらもげら

ワクチンを受けるのは、周りの人のメリットもあります!

1.接種者(受けたひと)の病気の予防

これは受けたひとの病気を予防するためわかりやすい効果だと思います。

ただ受けたから病気にならないのではなく。

ワクチンによって免疫がつくため

病気になりにくいor病気になっても重症化しにくい

などの効果があると思って貰えればと思います。

2.接種者(受けたひと)の周りの人の病気の流行を防ぐ

例えば妊婦さんにかかってほしくない風しんという疾患があります。

これは妊娠20週までに妊婦さんがかかれば先天性風しん症候群という障害を胎児に残す可能性が高くなります。

妊婦本人だけの予防では1.の接種者の病気の予防しかえられませんが・・・

妊婦の周りのひともワクチンを摂取することにより風しんが流行することがなくなり胎児の風しん症候群を予防することができます。

他にはワクチンをアレルギーや病態で受けられないひとの周りがワクチンを受けることによって、感染の確率を減らし、受けれないひとの病気を予防することもできます。

(ほとんどの妊婦の周りの人がワクチンを接種してないと思うかもしれませんが、日本は子供の頃にワクチン接種プログラムが公費負担ですので、すでに接種済みとされています。)

ワクチン接種のデメリット
  1. 副効用がある
医師
医師

もちろんメリットだけでなくデメリットもあります。

これはどうしても起こるのですが体に異物(ウイルスを弱毒したものやウイルスの断片)を入れることによって免疫を作るため副作用が起こります。

  • 発熱、倦怠感、嘔吐、下痢、リンパ節腫脹、関節痛、頭痛

が多いですが、ワクチンの種類によっては無菌性髄膜炎なんかもあります。(ただどれも基本的には時間経過で改善します。)

接種後の迷走神経反射の失神や急性のアナフィラキシーを起こすこともありますが数はそこまで多くはありません。

一応臨床試験をパスしているので、うたないデメリットよりうつメリットが大きいものが接種されますので安全ですが、副反応はゼロにはできないのが現実です。

ただ、強制のワクチン接種はなく自己判断での接種ですので、子供のワクチン接種プログラムをしていないひともいますし、コロナワクチンを摂取していない方もいらっしゃいます。

Google検索でコロナワクチンと検索すると現在の日本だけでなく各国のワクチン接種の現状がわかりますので、面白いですね。(アメリカなど海外が伸び悩んでいてほんとうに個人主義なんだなと思います。)

コロナワクチン接種者推移
コロナワクチン接種者推移

まとめ

ワクチン接種のメリット
  1. 接種者(受けたひと)の病気の予防
  2. 接種者(受けたひと)の周りの人の病気の流行を防ぐ
へげらもげら
へげらもげら

ワクチン接種のメリットはあるので、必要なすべての人にうけてほしいなとおもいます!

へげらもげらも内科のはしくれ・・・ワクチン接種のメリットがあるので、うちに来た患者さんにはうつようにしています。

ただいろいろな科でうってもらえれば、内科の負担が減るというのもありますが・・・

ワクチン接種の機会が増えるのと患者さんの受診負担も少なくなります!!

総合病院につとめているとワクチン接種=内科と思っているひともいますが・・・

医師免許を持っているということはワクチン接種の授業も受けているため誰でも打てますので大丈夫です!!

総合病院のワクチン接種業務がおしつけあいにならないことを願いつつ今年もインフルエンザワクチンの接種時期が近づきつつあり憂うつなへげらもげらでした。

今回はここまでです

今日も一日がみなさんにとっていい日でありますように!!

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